手コキテクニック

そのまま手で握ってピストン運動させると摩擦により陰茎を痛めてしまうため、ローションや唾を使用しなければならない。但し、男性が性的興奮を感じ我慢汁を分泌させた場合はそれを利用してもよい。単調な上下運動では射精に至らない場合もあり、強弱をつけたテクニックが必要である。

体位
手コキは基本的に体位は自由であるが、男性が仁王立ちになり女性が膝立ちで正対する姿勢が一般的である。 また、素股に近くなるが正常位の姿勢で行う正常位手コキ、男性が四つんばいになった状態で後ろから扱く四つんばい手コキ、直立の男性を後ろから抱きしめ扱くなど、男性の羞恥心をくすぐるようにすると男性に深い快感を与えることが出来る。

寸止め
男性器への性的刺激を受け、射精が近くなると精巣が固く引き締まってくる。片手で陰茎をしごきながらもう一方の手で精巣を触って固さを確認すれば、射精が近いか知ることができる。射精すると性欲や性感が急速に減退し勃起が解けてしまうため、男性が射精に至る寸前にピストン運動を停止して、射精させないテクニックを「寸止め」という。ピストン運動を再開するタイミングは、勃起が解け始めた頃がよく、男性に長時間の性的快感を与え、女性も性的充足感を得ることができる。

焦らし
男性器を激しく刺激すれば射精する訳ではない。パートナーがあえて手の動きを止める、または軽く摩る等することにより、射精に至る時間を長め、男性に更なる快感をもたらすことができ、愛情を深めることができる。また、精神的に女性が上位となるため、男性の羞恥心を掻き立て興奮させやすい。

終了時期
やめ時は射精が完全に完了し、勃起が解け始めてからである。これより早いと男性の快感が半減し、遅過ぎると快楽的苦痛を伴う。男性が射精したときにはその精液を使って亀頭をこすり付けるようにして刺激を与えると、より強い快感を男性に与えることができる。

射精を早める
男性が疲れていたり連続射精の場合には、刺激を加え続けてもなかなか射精に至らないときがあり、パートナーは手がだるくなってしまい不快となる。このようなときには、勃起したペニスが反り返ろうとしている方向とは逆に、手で軽く押さえつけてピストン運動するようにすると、男性器への性的刺激を強め射精へ早く導くことができる。『射精産業』と呼ばれる風俗業の女性従業員はこの種のテクニックを駆使して早く射精させようとしてくるので(射精した時点でサービス終了となるため時間内射精無制限の店舗は除く)、客の男性は注意が必要となる。

浮気対策
妻が夫との性交後にコンドームに溜まった精液の量や色を調べ、夫の浮気をチェックすることがしばしば行われている[2]。一般に射精の間隔が短いと精液の量も減り色も薄くなるので、浮気を知る手がかりとなる(ただし、精液の量と色は、男性の体調にも左右されるので、それだけでは浮気の確証とはならない)。特に、夫に浮気の前歴があったり、妻が嫉妬深い性格であったりする場合には、妻が夫の浮気を警戒して、毎日手コキにより夫を射精させその精液の量や色を調べることも行われる。この場合の手コキは、愛情を高めるためや快感を与えるためでなく、男性を機能的に射精させるのみである。また、中高生などの思春期の男子においては日に数回の射精を行うことも可能であるが、成人男子では毎日複数回の射精を繰り返すことはやや苦痛が伴うこともあり、妻が夫を半ば強制的に毎日射精させることで直接的な浮気抑止効果も狙っているものとみられる。